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2005/02/20

画面構成再確認

写真を撮る時には、ファインダーの中で被写体を確認しながらからだを動かして、あーでもないこーでもないと、シャッターを押すまでに結構悩むことが多い。
自分の感性を信じてエイヤーと撮っても、ほとんどの写真はいまひとつだ。
初心者はやはり基本を押さえとく必要があると思い、以前、『画面構成のテクニック―フレーミングの基礎から応用まで 玄光社MOOK』という本を読んだ。
何人かのカメラマンの実例や考え方が書かれていて参考になるし、系統的な解説も分かりやすかった。
でも、実際に撮る時には覚えてないんだよねー。

そこで、今まで撮った写真を振り返り、この本に沿って、もう一度おさらいをすることにした。
左のカテゴリーの中から*istDSをクリックすると、以下のものを含むこれまでの写真がご覧になれます。

ダイナミックシンメトリー・三分割法
01-101-2

左の写真はモチーフの視線と空間、対になる向こう側のサブジェクトの位置に気をつけた。



三角形の構成
02-102-2


どちらも強く意識はしなかったが、モチーフを中央に配置してみた。



対比の構成
03-103-2


右の写真は最初シンメトリーを意識したが、銀杏の木が何故か左右で違っていたので。


シンメトリー
04-104-2



右はてっぺんのカラスがシンメトリーをちょっと乱すことを狙う。


直線による構成
05-105-2


右は天に向かうたくさんの元気な枝を整理するのに苦労。


曲線の構成
06-106-2

右は波打ち際に打ち寄せられた貝殻が白い曲線を描いていて、そのS字の先端の延長に朝日を配置した。


逆T字型の構成
07-107-2



左は下の花籠と上の街灯のバランスを考えて配置。



トンネルの構成
08-108-2

左は奥の夕陽に照らされたパイプラインを強調するために、前景に暗いモチーフをトンネル状に配置。


対角線の構成
09-109-2

右の風車は、回転している羽根の角度がここに来るようにタイミングを計りながらシャッターを切った。


L字型の構成
10-110-2


左はL字型の構成を取ったが、残りの空間にちょうどトンビが飛び込んできてくれた。


いくつかは、何となく画面構成を意識しながら撮ったものもあったりするけれど、ほとんどは、結果的にこうなってるって感じだなぁ。
でも、構図ばかりを計算して撮ってもつまらないので、その方がきっとよいのだろう。
ということなので、上の写真も教科書的な構図に合致した作例とはなっておりません。
そこの所はご容赦願います。

DA40mmでの構図を考察されているeltoroさんのに記事にTB

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コメント

こんにちは。
ご自身の作例を含めて分かり易い解説ありがとうございます。

私も*istD買ったときに、一応は技術指南本は買ったんですが、ご紹介のフレーミングに特化した書籍は初めて知りました。非常に興味深いです。
私自分の写真をみると、対角線やL字が多いこともわかってきますね。それに、日の丸構図も結構あったり(これはこれで効果的に使えばいいのでしょうが)。
最近は、PPの皆さんの作品に影響されるところが大きいのですが、一度体系的に知識をもっておくことは必要ですねえ、と痛感いたしました。

投稿: エルトロ改めEltoro | 2005/02/20 10:46

二つ目草さん、勉強家ー!
写真がどれも素敵なはずだ~~~。
私はほとんどカンだけで撮っていたので、勉強になりました。
自分のカン頼りだと、どれも同じ写真になってしまうんですよね。
これから少し頭を使いながら撮るように努力します。笑

ところでここのとこの天気の悪さには参りますねぇ。
今なんて雪が降ってますよ~。´o`
セツブンソウっていう花を撮りたいと思っているんですが、二つ目草さん九州で咲いているとこご存じないですか?

投稿: そよ | 2005/02/20 13:55

>eltoroさん
貴ブログで、こちらの記事の紹介までしていただきありがとうございます。

日頃の撮影では、上の基本的パターンに照らし合わせながら撮っている訳ではないのですが、このような解説書でパターン別に作例を一通り見ておくと、お手本となるイメージを頭に入れやすいですね。

>そよさん
私もカン頼りで撮ってるので、似たような絵になることが多くなってきました。
もう一度初心に戻ろうと思って、本を読み直すことにしたのですが、ついでに自分の写真も見直してみることにしたというわけです。
天気が悪かったこともありますが、この週末はあえて写真を撮らず、こんなことを考えていました。
でも、風景を眺めていると、今度はああやってみようかななどと思い描いてしまいます。

セツブンソウとは初めて聞きましたので、ちょっと調べてみましたが、主に中部日本に分布し、絶滅危惧品種と書いてありましたので、九州では見つけるのは難しいのかもしれませんね。

投稿: 二つ目草 | 2005/02/20 21:22

そのような書籍に書いてあるのを見るまでもなく、二つ目草さんでしたら「知らず知らずに」模範的な構図で撮っていたということですね~。

私はあんまり、古くから言われている構図っていうのは意識していませんが、「バランス」は考えて撮っているつもりです。
意図して「バランスを崩す」ということもしてみますが、やっぱり後で見ると落ち着かないですね。

投稿: n@kky | 2005/02/21 09:31

>n@kkyさん
構図を覚えるというのは、何となく型にはめられるようで抵抗を覚え、もっと自由に撮ればいいんじゃないのと思っていました。
ただ、こうやって振り返ると、自由に撮っているつもりがいつの間にか決まったパターンになってしまっていて、かえって表現の幅を狭めることになっているようです。
今回は各基本パターンに合うような写真を半ば強引な解釈で探してきましたが、今後は撮影時からもう少し意識してみたいと思います。

「曲線の構成」に挙げた海岸の日の出の写真は、自分なりに構図を意識し、描いた設計図どおりに場所を決めて撮った写真でした。
映画『アラビアのロレンス』の中で、族長アリの乗ったラクダが砂漠の地平線から姿を現し向かってくるという有名なシーンは、印象的な絵にするために手前から奥に向かって道のように白い砂を撒いていたそうです。
その時にはそんな話なども思い出していました。
瞬間のインスピレーションに沿った一発を決めるのも快感ですが、じっくり計算したとおりの写真が撮れた時の面白さも写真の醍醐味のひとつだと思います。

投稿: 二つ目草 | 2005/02/21 13:13

はじめまして。

構図の話、大変参考になりました。
普段、構図についてあまり考えずに適当に撮っているなぁと自分では考えていましたが、
実は考えるもなにも、構図について知識が足りてないじゃんと、よく分かりました。

カテゴリーから*istDSの写真を見させていただいたのですが、
自分にはこういう構成はできないなーと思う写真ばかりで、大変勉強になりました。

投稿: ebisoba | 2005/02/22 02:08

>ebisobaさん
はじめまして

私も一眼デジを使い始めたばかりで、いろんなテキストを読み漁っていますが、結局、とにかく撮りまくって体験しなければ身につかないのだろうと思ってます。
今回、自分の写真をこういう形で見直したのはいい経験でした。

今後ともよろしくお願いします。

投稿: 二つ目草 | 2005/02/22 19:26

はじめまして。
PPリンクリストからやってきました。
大変参考になりました。
自分の癖や好みを知るためにも
撮りまくってから復習するのは
よさそうですね。
近く私もトライしてみます。

ご紹介の本も興味深いです。
明日本屋さんに行ってみます。

投稿: tiki | 2005/05/22 23:20

>tikiさん
はじめまして!
最近、考え過ぎたためなのか、撮った写真がことごとく気に入らない時期がありました。
で、あまり考えずに撮ったほうがいいのかななんて思ってみたり。
この手の分析は、自分自身で気に入った写真を、理論的に自画自賛するために利用するのが、精神的によいかもしれません。

投稿: 二つ目草 | 2005/05/23 00:45

>理論的に自画自賛
おーすばらしいです!!
検証の際はそうすることにします。

で、ご紹介の本早速買ってきました。
字が多いので読破するのに、
時間がかかりそうですが、
楽しそうです。
ありがとうございました。

投稿: tiki | 2005/05/23 21:48

>tikiさん
トラックバックまでしていただき、感謝です。

改めて、その後の自分の写真を見直してみましたが、
結局、あまりパターンには囚われずに撮っている様な気がします。
ただ、シャッターを押すまでには、いろいろ体を動かして、
構図を考えるようにはしているつもりです。

投稿: 二つ目草 | 2005/05/24 01:15

おすすめの「画面構成のテクニック―フレーミングの基礎から応用まで」を購入しました。
早速通勤電車内で読み始めました。わかりやすく勉強になります。写真がすこしでもうまくなるといいんですけど・・。
P.47の表の、物体の方向が左斜め上に向かっている「意志の強さ」をレタッチで表現してみたものをうちのBlogにUpしました。写真が四角くないんですけどね。

投稿: でぱいゆ | 2005/06/10 00:35

>でぱいゆさん
写真見ましたよー
動きを表現した写真って、私はあまり撮ってませんが、
門司港レトロの写真のうち、最後の小さなバッタが映っているものは、
バッタの視線を左上に配置して、意志(?)を表現してみました。

投稿: 二つ目草 | 2005/06/11 08:43

>バッタの視線を左上に配置して、意志(?)を表現してみました。

バッタだけに、意志でなくてムシだったり・・・。(ちゃんちゃん)

なかなか虫とか小さな生き物の写真はむずかしいですね。アングル変えようと下手に動くと、どっかに飛んでいってしまいますし。

子供の写真を撮る時は、シャッターチャンス優先。後からトリミングして、余計なものを消してしまいます。
*istDSも、コンティニアスAFが全モードで使えるようになるとうれしいのですが・・・。

投稿: でぱいゆ | 2005/06/11 10:38

>でぱいゆさん
動いているものの撮影は、まだまだ苦手で、ピンボケ、手ぶれ、被写体ぶれのせいで、トリミングでも挽回できないトラブルに悩まされます。

c-AFは、今度出る*istDLでは全モードで使えるらしいですが、DSもファームアップで対応されないでしょうかねぇ。

投稿: 二つ目草 | 2005/06/12 23:20

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