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2005/04/12

晴撮雨読 最近読んだ写真の本

仕事や天気の関係で、このところ思うように撮影に出られず欲求不満。
写真の上達は、やはり撮ってナンボだと思うのだが、
しかたないので、デザイン・写真関係の本を読んで夜を過ごす。
最近読んで、よかった本。

DESIGN BASICS デザインを基礎から学ぶ
デイヴィッド・A・ラウア スティーヴン・ペンタク 大西 央士


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「本書は1979年にはじめて出版された『名画・名作で学ぶデザインの基本』の
第5版だ。旧版でも多数紹介していた「名画・名作」のラインナップを
さらに充実させるために改版を行った。」(まえがきより)

デザイン学校などでテキストに使われている本だということなので、
基本的な事項が網羅的に記載されているが、実例が豊富で、
写真を撮影したり鑑賞する上でヒントとなるイメージを頭に描きながらサクサク読めた。
普段何気なく使っている用語の正しい意味にもいくつか気づかされた。
これを読んだ後、次に紹介する『Designing with Photographs』を読んだのだが、
ある写真家が、自分の撮り方は「キアロスクーロ」だと述べるところがある。
「キアロスクーロ」が本書で学んだばかりの用語だったし、
その撮影自体が参考にしたいものだったので、印象に残った。
読んでてよかった。

Designing with Photographs~写真の見せ方、読ませ方~
ピーター・ボニッチ リンダ・プラウド


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写真を取り巻く職業。
それは、写真家だけではなく、メディアや商品のデザイナー、撮影アシスタント、
食品デザイナーなど、様々な役割を持った人が絡む。
豊富な実例を示しながら、彼らの仕事の内容や哲学が紹介されている。
プロの仕事はこうやって進められるのかという裏側が垣間見られるのも楽しいし、
自分が趣味で写真を撮影し公開するうえで、いろんな役割を演じてみるのもいいかも。

写真の歴史入門 第1部「誕生」新たな視覚のはじまり
三井圭司 東京都写真美術館


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3部構成の第1部で、まだ出たばかりの本だ。
前半では写真の誕生、後半では日本に伝わった頃の様子が書かれている。
特殊技術であった写真撮影に注がれる写真家の情熱は、
挙げられた当時の写真からも感じられる。

日本の写真の開祖といえば、坂本竜馬の写真で知られる上野彦馬と思っていたが、
彦馬が西の開祖ならば、東の写真の開祖には狩野派の絵師から写真師となった
下岡蓮杖という人物がいたのだ。
彦馬が、長崎の医学伝習所でポンペから化学を学ぶところから写真技術と出会い、
その後化学の教科書まで執筆したのと対照的だ。

これで、いい写真が撮れるようになるわけではないけれども、
いろんな面からスキルアップを目指したい。

Photo Contestの採点も、4月 16日(土)で終了となりました。
これまで多くの方に評価いただき、ありがとうございました。
今後の励みになります。

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