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2006/09/30

『フラガール』~炭鉱町映画は名作ぞろい

竪坑やぐらの向こうには炭住から生まれ変わった住宅が見える

公開中の映画『フラガール』を観ました。

竪坑やぐらとケージ。ステレオ平行法。クリックすると交差法の大きな絵になります。

炭坑節にも歌われる明治生まれの煉瓦煙突

煉瓦煙突を見上げるとカマキリがにらめっこ


何となく『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』の路線かと思っていましたが、炭鉱町の抱える雇用問題という社会的な部分も平行して描かれていました。
福岡出身の蒼井優、佐賀県出身の松雪泰子が、期待通りいい演技をしていましたし、南海キャンディーズのしずちゃんも見せ場で泣かせてくれました。
この手のストーリーではお決まりの大団円のダンスですが、鳥肌ものの見事な出来でした。
この手のストーリーではお決まりの竹中直人は出ていませんが、岸部一徳がいい味を出してました。

炭鉱町で生まれながら、親とは別の道を歩むという青春映画と言えば、今回の写真の田川を舞台とした『青春の門』が有名ですが、他にも、ロケット作りに夢中になる少年たちを描いた、元NASA技術者の自伝『遠い空の向こうに』、強い男になれという父親に反発しバレエダンサーになる『リトル・ダンサー』といった名作があります。
とくに『遠い空の向こうに』は大好きな映画で、エンドロールで当時の実際の映像が流れるところでは、いつもジーンとしてしまいます。

『フラガール』は、常磐ハワイアンセンター開業の経緯を元にした映画です。
西日本の人間である私は、常磐ハワイアンセンターのことはよく知りませんでしたが、炭鉱の閉山による町の衰退の実例は、身近にいくつも見ていますので、どうしても九州の旧産炭地の現状に当てはめて見てしまいます。
残念ながら九州には、このようなサクセスストーリーを見つけることは難しいのですが、やはり、箱を作るだけでなく、人間の育成をしなければならないのでしょうね。

(写真のロケ地 田川市石炭記念公園)

小説『筑豊に生まれて』の作者大西講二さんのブログにTBしました。

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コメント

フラガール 観に行こうと思ってます。
ウクレレとか興味あるモンで・・。
音楽担当のジェイク・シマブクロは、天才だよ~。

投稿: でぱいゆ | 2006/10/01 02:18

>でぱいゆさん
音楽もよかったですよ~!
で、サウンドトラックCDも買っちゃいました。
『ウクレレウルトラマン』とのウクレレセットでドライブでのへヴィーローテーションになりそうです。

投稿: 二つ目草 | 2006/10/01 10:39

運転しながら、ウクレレ弾かないでね。

投稿: でぱいゆ | 2006/10/01 11:37

二つ目草様、ご無沙汰しております。
私のBlog『筑豊に生まれて』にコメント・トラックバック有難う御座います。
映画『フラガール』の事は知っておりました。
炭鉱町からの再生は大変難しい課題だと考えています。
矢張り、人間の熱意・経験・能力・考え方等がしっかりしていないと痛感しております。
これからも宜しくお願い致します。
最後に二つ目草様の写真の美しさと画像感覚には、大変興味を持っております。
一度、是非お時間があればお会いしたいと思います。
有難う御座いました。    

投稿: 大西 講二 | 2006/10/01 14:15

>でぱいゆさん
ウクレレ弾けるでぱいゆさんが羨ましいです。

>大西講二さん
この記事を書いてから、ぜひ大西さんのサイトとリンクさせていただきたいなと思い、どの記事にトラックバックしようかと考えていたところ、ちょうどぴったりの記事がアップされたので早速リンクさせていただきました。
(二重投稿になってしまい失礼しました。)

昨日は田川、碓井、内野というコースで筑豊を巡り、炭鉱だけでない歴史と文化を感じてきました。
機会がありましたら、筑豊のことをいろいろ教えていただきたいと願っております。
またよろしくお願いいたします。

投稿: 二つ目草 | 2006/10/01 17:59

炭鉱町をテーマにした映画って結構あるのですね。

私は炭鉱のこととなると九州、特に筑豊しか良く知らない
ですが、以前「幸せの黄色いハンカチ」を見た時、初めて
筑豊以外の炭鉱町の様子を知ることが出来ました。

かつて日本の産業を支えてきた炭鉱について知る上でも
このような映画を見ることはいい勉強になると思います。

投稿: wanwanmaru | 2006/10/01 22:12

>wanwanmaruさん
古い世代と新しい世代の対立という構図のストーリーは数多くありますが、とりわけ「炭鉱」は古い世代の代表格になりますからね。
日本最後の炭鉱、長崎県の池島が閉山する前に滞在したことがありますが、実際の採炭は巨大な機械を地下数百メートル、数キロ沖に進んだところで動かすという、最先端技術が使われていました。
全国の閉山した炭鉱から炭鉱マンが来ていましたが、結局池島も閉山となり、貴重な日本の採炭技術が失われたことは残念なことです。

『フラガール』は後半泣かされっぱなしになりましたので、行かれるならぜひ「ハンカチ」持参で。

投稿: 二つ目草 | 2006/10/01 23:41

「フラガール」は周りでの評判も良かったので、私も見てみようかと思います。
立体写真楽しいですね。明日ちょっと早いので、寝ます。
仕事から帰ったらまた見ます。今度はじっくり。
でも、今も寄り目のままスクロールしてました。

投稿: niapa | 2006/11/07 00:50

>niapaさん
お越しいただきありがとうございます。
メールに書き忘れてましたが、このブログのステレオ写真の表示方法は、最近の記事は、このままご覧になる時は平行法、クリックして拡大表示した時は交差法にしてあります。
古い記事ではそうなってないものもありますので、寄り目にしたり、ボーっと見たりしてみてください(^^)

「フラガール」は、ホントよかったですよ!

投稿: 二つ目草 | 2006/11/07 01:05

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