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2006/12/18

天然と人工のナイアガラ 原尻の滝と白水ダム

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臼杵から竹田方面に旅路を急ぐ。
日没前に是非とも訪ねたいところがあるのだ。
途中、穏やかな田園風景の中に突如、土地が大きくえぐられたような滝が現れる。
原尻の滝。幅120m、高さ20m。
その姿から「東洋のナイアガラ」と呼ばれる。
時間はないが、ここは寄らなければ。
下流の揺れるつり橋の上から、鳥居の立つ滝の上流から、
どこから見ても、この変哲もない土地に、
どうしてこのようなダイナミックな自然の造形が成ったのか、
不思議でならない。

慌しく滝を後にして先を急ぐ。
味わいのある竹田の町は、未練を残しながら通過。
最終目的地はカーナビにセットしてあったが、最後の山道が細すぎて、
カーナビにかからず、ミスリードされた。
さっきの派出所の脇の細道を登らなければならなかったのだ。
引き返して正しい道を登り、車1台やっと通れる小さなトンネルを抜けて、
段々畑の上の尾根にある駐車場に車を停める。

日没の時刻にはまだ少し間があるが、ここから山道を徒歩で600m下らなければならない。
曇天ではあるし、山影は早く暮れるだろう。
遅れると、撮影ができないばかりか、真っ暗な山道を戻ることになりとても危険だ。
急ぎ足で曲がりくねった林間の薄暗い坂を下る。
ようやく、遠くから水の音が聞こえてきた。

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白水ダム、昭和13年竣工。
近隣に産する、臼杵の石仏と同じ凝灰岩を削り、これを積み上げて作られたダムの傑作。
山の中に静かに湛えられた溜池から溢れた水が、石造りの堰堤になだめられる様に
優しい曲線に沿って下流の川に誘導される。
その水が堰堤の表面を撫でるように、美しい文様を描きながら滑り落ちていくのを
いつまでも眺めていたかった。

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コメント

私も原尻の滝にはいつか行って見たいと思っていますが、やはり
ダイナミックですね。滝の上に鳥居があるのも面白いですね。

この時期でこの水量ですから、梅雨明けあたりに是非行って見たい
です。

白水ダムは知りませんでしたが、美しいダムですね。規模は小さい
ようですが、造りといい水の流れといい、いつまでも眺めていたい
という気持ち、凄く判るような気がします。

投稿: wanwanmaru | 2006/12/18 11:59

>wanwanmaruさん
カミさんも以前から原尻の滝に行きたがってたのですが、今回は同行できませんでしたので、この写真を見せたところ、自分がテレビで見たのはもっと水量が多かったと言っていました。
梅雨の時期などはすごそうですね。
KBCのライブカメラで見られるようですので、水量をチェックして行くといいかも。
http://www.kbc.co.jp/life/livecamera/

「九州遺産」という九州の近代遺産を集めた本のトップに登場する白水ダムには、ぜひ一度行ってみたいと思っていました。
北九州から日帰りで行くにはかなり厳しい場所にありましたが、見ることができて本当によかったです。
自然と融和した優美なデザインには感動しましたが、こんな山の中にこれを作った人々の苦労は並大抵のことではなかったと思います。

投稿: 二つ目草 | 2006/12/18 19:30

水の流れがとても気持ちよいですね~。
確かにその流れまでデザインされたような、
優雅な印象です。

投稿: pogetaro | 2006/12/19 00:01

>pogetaroさん
流れを堰き止めるのが役割のダムが、自然に対して敬意を払い、一歩退いたところにそう感じるのでしょうね。

投稿: 二つ目草 | 2006/12/19 00:21

この滝も、ダムも知りませんでした。
竹田は、一度だけ行ったことありますが、
ほとんど何も憶えていません。(汗)

水が流れる面は、重力式の石積みの表面をコンクリートで覆っているのかな?
石積みのダムの最高傑作ですね。

投稿: でぱいゆ | 2006/12/20 21:30

>でぱいゆさん
原尻の滝と白水ダムは他では見られないものなので、無理してでも行ってよかったです。
水の流れはずっと見てても飽きないのに、とにかく時間が足りない。
今度は1、2泊して訪ねたいです。

白水ダムの際のところの水流を観察すると、おそらく石積みのままの凹凸のある表面を水が流れることで、波模様が表れているのではないかと思います。

投稿: 二つ目草 | 2006/12/20 22:06

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