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2007/03/04

太宰府散策

Dazaifu200701

体調を崩したり、仕事が忙しかったりで、2週間ぶりの記事になります。
九州国立博物館『若冲と江戸絵画』展が来週までということで、太宰府に行ってきましたが、今日は太宰府天満宮では曲水の宴も開かれるので混雑が予想され、朝早めに出発しました。
午前8時の沿道はまだ人もまばらでした。

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午後から天気が崩れるとの予報でしたが、天満宮はうららかな朝の光に照らされています。

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まだ朝ごはんにありつけないのか、痩せた野良猫が赤い太鼓橋の上から心字池の鯉を虚ろに眺めています。
ちょっとピンボケです(^^ゞ

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午後からの平安絵巻曲水の宴に向けて、境内には出店も並び、神職の皆さんがきれいに掃除をされていました。

Dazaifu200712
博物館の開館時刻までは境内を散策。
飛梅は散ってしまっていましたし、多くの梅ノ木は盛りを過ぎていましたが、しだれ梅は見頃でした。
曲水の宴の会場前には、開演まで4時間以上あるにもかかわらず、もう数人が並んで待っていて驚き。

長いエスカレーターを上ると、博物館には毎度のことながら開館前から長蛇の列ができており、入場後の館内も大盛況で人混みに揉まれながらの観覧でした。

Img_2277
九州国立博物館「ぶろぐるぽ」にエントリーしましたので、提供された館内の写真を許可を得て使用しています。)

写実とデザインとがみごとに融合し、まったく古さを感じさせず強烈なインパクトで迫ってくる伊藤若冲の『紫陽花双鶏図』、間近に見ることができて本当によかった。
この1枚だけでも充分に行く価値がある作品でしたが、その他の作品も、伝統に則りながらも画家個人のアイデアが盛り込まれていて、多くの刺激を受けました。
伝統の流れに古い新しいはあっても、個人の感性は時代を超えるものだと思いました。

二つ目の選んだその他の注目作品
白象黒牛図屏風/長沢芦雪 大胆な構図に脱帽。
鳥獣花木図屏風/伊藤若冲 モザイク画のようなポップなデザイン。今回の作品群をコレクションをしたプライス氏は一枚一枚彩色したタイルで浴室の壁にこの絵を再現して、像の鼻のところに蛇口をつけたそうな。
鯉魚図/伊藤若冲 絵の外にもダイナミックな動きを感じる、好きな絵です。
猿猴狙蜂図/森狙仙 ユーモラスなサルの視線と蜂との配置。その空間の取り方。
岩上猿猴図/渡辺南岳 サルの重心と岩との絶妙なバランス。
神仙亀図/長沢芦雪 仙人の視線と亀の配置。亀かわいい。
猛虎図/亀岡規礼 虎の毛並みの表現のリアルなこと。軟らかさと同時に背中の筋肉の力も表現されている。
秋草図/鈴木守一 掛け軸の表装にはみ出す騙し絵的なアイデア。現代にも通じるデザイン。
百福図/雅煕 お多福百態。とにかく楽しくてハッピー。
お多福鬼図/柴田是真 これも、お多福。不思議な魅力に釘付け。
閻魔と地獄太夫図/伝河鍋暁斎 地獄柄の着物を着た地獄太夫に萌え。
達磨遊女異装図/竹田春信 達磨と遊女が何故か互いにコスプレ。

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曲水の宴も見てみたかったのですが、写真を撮るにも観客席が遠そうでしたのであきらめ、その代わりに、天満宮の近くの観世音寺に寄り、国宝の日本最古の梵鐘や宝蔵の迫力ある仏像の数々(入場料500円分の価値は充分にあり!必見です)を見て帰りました。
昼頃には汗ばむような陽気。
観世音寺バス停近くの民家の白木蓮があまりに見事に咲いていたので、バスを待つ間に撮らせてもらっちゃいました。


過去の九博観覧記事
「文化の日ラッシュ」(2005/11/03)・・・『美の国 日本』展
「海で拾った神さま」(2006/10/09)・・・『海の神々』展

4/7追記
「2つの贈りもの」(2007/04/07)・・・この記事「太宰府散策」をエントリーした九州国立博物館第1回「ぶろぐるぽ」でプレゼントに当選し、次期特別展のペア招待券をいただきました。

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コメント

神職の方のお掃除スナップ、巧いですね~。
白木蓮の大小の配置素敵ですね。

投稿: 純兵衛 | 2007/03/04 22:55

>純兵衛さん
お面の色に誘われて歩いて行ったら、ザッザッザッという音とともに神職の方が大きな熊手を引っ張りながら小走りでやってきたので、とっさにパチリ。
往復して戻ってくることが分かっていましたので、もう少しきちっとした構図で撮ろうと待ち構えて撮ったショットもあります。
最初そっちをアップしていましたが、かえって動きが失われてしまっていましたので、このとっさに撮った方に差し替えました。
頭の上にアンパンマンが乗っかってるような構図はご愛嬌ということで。

白木蓮は、大きな花が満開で、それがずっと高いところまで咲いていましたので、広角レンズに換えて遠近感を強調してみました。

投稿: 二つ目草 | 2007/03/04 23:23

九国の「ぶろぐるぽ」からお邪魔しました。牛の角をバックから撮るセンスにやられました。こうして拝見すると見慣れた太宰府も新鮮に思えます。

投稿: Hiromix2004 | 2007/03/08 16:22

>Hiromix2004さん
「ぶろぐるぽ」からお越しいただきありがとうございます。
太宰府の近くにお住まいのようですから、「若冲と江戸絵画」展にも行かれたでしょうね。
上の牛の写真は、それなりに構図を工夫をしたつもりでしたが、その後博物館で観た長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」には完敗でした。
江戸の画家たちの自由な発想が楽しめた展覧会でした。

投稿: 二つ目草 | 2007/03/08 19:06

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