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2007/06/24

近距離対応双眼鏡PENTAX Papilio6.5x21

Papilio_50mmf1.4

先日の記事運動会が中止になって「未来への贈りもの」展への中で、ギャラリースコープについて触れ、その際のコメントでJun Rajiniさんに紹介してもらっていた近距離双眼鏡PENTAX Papilio6.5x21を手に入れました。
ちなみに購入したのはヨドバシカメラ博多店3階カメラ売り場で、13,400円(+ポイント10%還元)でした。

もうこれは双眼鏡というよりもハンディ実体顕微鏡といった感じで、身の回りのもの何を覗いてみても楽しい。
とくに物体の表面の質感がつかみやすく、試しに単眼鏡のように片目で覗いてみたのと比較すると、やはりこれは双眼であることのメリットだと思います。
美術の専門家が単眼鏡で覗いているスマートな姿への憧れがあり、単眼鏡にするか双眼鏡にするかは、随分迷いましたが、素人には鑑賞を楽むことが第一。
それに、自然観察やスポーツ観戦などレジャー全般にも使えるということで、双眼鏡にしました。

実はPENTAXの双眼鏡は、10年以上前に買った倍率10倍の10x24UCF(タンクローの前の機種)を持っていますが、その最短合焦距離が3m弱なのに対し、Papilioはなんと50cm!
倍率6.5倍というのも美術鑑賞には程よく、像がぶれることもありませんし、まるで対象物を手にとってルーペで覗いているかのように、楽に観察できます。
サイズはコンパクトではありますが、タンクローなどより若干大きめで、そこが唯一の欠点でしょうか。
ただ、重さは290gと軽く、ラバーコーティングと形状により非常に持ちやすくできていますし、さらに三脚座まで付いているので、フィールドで腰をすえて観察するのにもよさそうです。
その他、随所にPENTAXらしい技や工夫が使ってありますが、メガネをかけたまま、接眼部から目が離れて覗いても全視野が見やすいロングアイレリーフ設計も私には助かります。
PENTAXファンの“二つ目”(≒双眼)としては、PENTAXがこういう他に類を見ない双眼鏡を作ってくれていたことが嬉しく、紹介してくれたJun Rajiniさんにも感謝です。

九州国立博物館の次期特別展「日本のやきもの」も開催が迫ってきました。
このPapilioちゃんも間違いなく活躍してくれることでしょう。
毎週NHKで放送されている美術番組「美の壺」を真似て、BGMにブルーノートの名曲を流しながら、今からやきものの予習です。

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コメント

こういうものがあるんですね。
PENTAXのサイトを拝見しましたが、用途が幅広い上に
50㎝の近さの対象物をつぶさに鑑賞できる
ピントを合わせると、レンズがスライドしてくれるなど
メカとしても魅力的ですね。
二つ目さんのニックネームともぴったりで、いいものを手にされましたね(^o^)/

投稿: 赤か毛 | 2007/06/24 17:15

最短焦点距離50cmですか~、6.5倍で・・・・。
ほすいなぁ~。(笑)
13,400円(+ポイント10%還元)、むふ~。

投稿: 純兵衛 | 2007/06/24 20:33

新兵器導入されたようですね。

さすがペンタックス、カメラ関係もユニークですが、
双眼鏡もなかなかイケてるようですね。

・・といいつつ双眼鏡の使用経験はないんですが・・。(^^ゞ

投稿: wanwanmaru | 2007/06/25 14:50

>赤か毛さん
「日本のやきもの展」ではこの双眼鏡で細かなところを観察して、陶工の指跡や筆の運び、釉薬の交じり合う様などを楽しんで来たいと思います。

>純兵衛さん
この双眼鏡を前から内部を観察すると、ちょうどマクロレンズのように、対物レンズが繰り出してきます。
普通の双眼鏡よりも用途が広いですし、何年も使えるので、そのうち元は取れそうです。

>wanwanmaruさん
ギャラリースコープの世界でもプロの使う王道はニコンの単眼鏡だったりするようです。
この双眼鏡は、Papilioという「蝶」を意味する名前が付いていますが、元々昆虫の観察に使えるというのが売りみたいです。

投稿: 二つ目草 | 2007/06/25 20:29

「日本のやきもの展」のご報告、楽しみにしています。
九州は焼き物の郷、多いですからね!?

しかし、美の壺、いいですよねー。
日本の美とジャズ、それを結びつけている谷啓さん。
いい味でてます。

投稿: 赤か毛 | 2007/06/26 12:37

>赤か毛さん
つい先ほど九博からメールが届きまして、九博のサイト『ぶろぐるぽ』にエントリーしていた先日の記事がプレゼントに当選し、またまた特別展のペア招待券がもらえることになりました!
『日本のやきもの』展には早速行って、記事にしたいと思います。

美の壺は身近な美術品の鑑賞マニュアルということで、とても親しみやすい番組ですよね。
谷啓さんの、のほほんとしたようで粋な雰囲気が大好きです。
音楽も映像も癒されます。

先日は古唐津がテーマでした。
伊万里焼に比べて地味ですが、歴史的な背景も含め、とても魅力的でした。
そのうち現地取材に行かなければ。

投稿: 二つ目草 | 2007/06/26 21:40

二つ目草さん、こんばんは。
双眼鏡、購入されたんですね。
九国の展示物はガラスケースに入ったものが多いので、重宝しています。でも、アジア美術館など、絵を至近距離から眺めることができるものでも、寄り目にせずに拡大して見ることができるので、博物館や美術館に行くときには持っていくようになりました。
 おっしゃるように、展示物の質感がよくわかりますね。拡大した時に、筆のタッチがとても精緻で驚かされたり、色彩分割などもよくわかって楽しいです。
 店員は「レンズのコーティングが高い双眼鏡のようにはされていないのが惜しい」と言われていました。でも、近くを見る分にはほとんど関係はありませんし、遠くを見るときにもけっこう見えますね。
 詳しくは知りませんが、ペンタックスは業績不振であることをニュースでは報道されていましたのが少し気になりました。この種の双眼鏡はpapilioしかないのですから、ぜひ、作り続けて欲しいです。博物館の売店に置けば、もっと売れると思うんですよ。
 僕も「やきもの展」の招待券が当たりました^^
 やきものを眺めるのも楽しいので、次回も「ぶろぐるぽ」書きたいと思います。

投稿: Jun Rajini | 2007/06/28 02:24

>Jun Rajiniさん
情報どうもありがとうございました。
九博に限らず、あちこち美術館めぐりをしたくなります。
久留米の石橋美術館で今やってる「the ヌード」展で双眼鏡を使うのは、さすがにアブナイ感じになってしまいますが。

カタログによるとPapilioもPentaxお得意のマルチコーティングがされているようですよ。
HOYAとの合併でPentaxの不採算部門の将来が危ぶまれていますが、双眼鏡部門はどうなのか。
やはりPapilioをミュージアムショップに売り込むべきですよね。

招待券当たったのですね。
やきもの展のぶろぐるぽ楽しみにしてます。

投稿: 二つ目草 | 2007/06/28 23:02

二つ目さん、こんばんは。
ヨドバシカメラの店員の話では、
いいレンズには、人間が肉眼で見たときに自然な色に見えるようにレンズに色がつけてあるそうです。バードウォッチング用の双眼鏡のレンズは対物レンズからのぞくとレンズが黄緑色などに見えます。でも、Papilioは透明な色に見えますね。詳しいことはよくわからないのですけど、Paplioのレンズのような、通常のコーティングだと遠くを見たときに色のにじみなどが出る場合があるそうです。
 主にギャラリースコープとして使うための双眼鏡なので、コストダウンのためにレンズが透明な色にしているのではないか、という話でした。

 石橋美術館の展覧会は、もうすぐ会期が終わりますね。まだ行ってないです。できれば見に行きたいです。たしかに、裸体の絵は双眼鏡を使うのには少し恥ずかしいものがありますね。

投稿: Jun Rajini | 2007/06/29 00:07

二つ目さん!おめでとうございます!!
重ねての受賞、さすがですね。
ますますレポートが楽しみになりました。
なんだか、そのレポートがまた受賞したりして…
ずーっと、九博ご招待ってことになると良いですね!!!

投稿: 赤か毛 | 2007/06/29 21:00

>Jun Rajiniさん
Papilioのような双眼鏡ではレンズが小さいので、コーティングで反射を抑えることで光を効率的に透過させる必要があるのだそうですね。
実物で確認してみると、対物レンズは緑色に反射していてマルチコートのようですが、中の方は透明なようです。
この辺りはコストダウンがされているところなのでしょう。

双眼鏡のコーティングを考える
http://binoculars.at.infoseek.co.jp/seinou6.htm
「コーティングによる着色はおいても透過率を重視するメーカー(ツァイス・ニコン)と、コントラストで劣っても色の再現性を重視するメーカー(ライカ・ペンタックス?)など、それぞれに特徴があります。」

こんなこともあるんですね。双眼鏡も奥が深いです。
小型双眼鏡では前者優先になるのでしょうけど。

>赤か毛さん
前回当選していたので今回は外れるかと思っていましたが、エントリーが少なく、ほぼ全員が何らかのプレゼントに当選となったそうです。
やきもの展は参加する人が多そうなので、競争率高いかな。

九博の「ぶろぐるぽ」という企画は、他の人の感想が読めてなかなか面白いです。

投稿: 二つ目草 | 2007/06/29 21:38

二つ目草さん、詳しいご説明ありがとうございます。必要な情報を店員が知っているとは限らないので、調べることはとても大切なことだと、今回、双眼鏡を探してみて、実感しました。
 一度目に「ヨドバシカメラ」に単眼鏡を探しに行ったときには、

1安い単眼鏡はレンズがプラスチックでできているので、透過性が悪く、傷もつきやすいのであまりオススメできない。
2倍率を変えられるのは、便利そうだけれど、レンズは暗くなり、鮮やかに見えない。また、近くで見るのに倍率が5倍でも8倍でも大差ないので、固定倍率でレンズが明るくなった方がよい。
3勧めて下さった単眼鏡は9000円くらいした。

 説明としては、納得はいくものでした。
 
でも

 九博の学芸員は「僕が初めて買ったのは4000円くらいの単眼鏡で、ヨドバシカメラで買いました。初心者にはこれくらいので十分です。使ってみて、もっといいものが欲しくなったら、お金を貯めてかえばいいんです。今は4本ほど持っていて、高いのは3万円くらいのものを持っています」と言われていました。

双眼鏡の方が、立体に見えて、視野も広く、目も疲れずに長く見ることができそうだ。それに、単眼鏡に9000円も出せないなあ…と思いました。
 そこで、あれこれ考えながら、インターネットで調べてみると、見つかったんです。 
 ヨドバシカメラに行って
「この双眼鏡、いいですねえ」と言うと、
「短距離で焦点が合うのはこれだけなんですよ。他のメーカーにも作って欲しいんですけど、『需要がない』ってヴィクセンの担当者はおっしゃるんですよね」とのこと。
 知っているのなら、一度目に行ったときに、
 「双眼鏡でいいのがあるんですよ」とおっしゃって欲しかったなあ、と思いました。

 さて、ブログルポのプレゼントの件ですが、送り先を知らせるメールをお送りしたら、今日、何と「DAEMONメール」が届いてしまいました^^
 あのメールアドレスは「送信専用」の設定になっているのかも??

投稿: Jun Rajini | 2007/07/04 20:11

>Jun Rajiniさん
九博の学芸員さんにまでアドバイスを受けられたのですね。
やはり、実際に使っている人に聞くのが一番かもしれません。
4000円のと3万円のでは、見え方はどう違うのでしょうね。

先週末は仕事の講習会のために2日間缶詰状態で、美術館にも撮影にも行けず、Papilioの出番もありませんでしたが、早く使ってみたいです。

私のところにも今日DAEMONメールが来ていました。
別のアドレスを使って再送しましたが、ちゃんと届いてくれるでしょうか。
ぶろぐるぽエントリーのメールは、3~4回目でなんとか届きましたから、まったく受信しないというわけでもないようです。

投稿: 二つ目草 | 2007/07/04 22:36

アドバイスは直接うかがったわけではなくて「若沖展」で3回くらい行われた無料の講座のうちの、第2回の講座に参加したときに、最後に、単眼鏡について学芸員の方が説明されたんです。巨大なスクリーンに、学芸員が持っている単眼鏡の画像が映し出されました。高いものは、ずいぶん筒が大きい印象を持ちました。
「このような大きなスクリーンにきれいに映す写真はどうやって撮っているのですか?」と質問をしたら、
「普通に一眼レフで撮っています。でも、光を全体に当てるなどの工夫はしています。でも、それよりも気を遣ったのは、どの部分をどう見せようと考えながら写真を撮ったということです」と答えて下さいました。全体を撮るのではなく、絵の見て欲しい細部がわかるように、部分を切り取るような写し方をしているのですね。切り取り方にはセンスや知識が必要でしょうね。講座の説明はとてもわかりやすかったので、後日入場して、説明された場所をチェックしました。

DAEMONメールが届いたものの、担当の方に直接メールを送ると「メールは届いていました」とのお返事をいただきました。昨日、招待券が2枚届きました。「パスポート」を持っているので、いつも特別展は1回は行くようにしていますが、焼き物展はできたら2度行きたいと思っています。残り一枚は、母にあげようと思います。

投稿: Jun Rajini | 2007/07/06 02:17

>Jun Rajiniさん
私のところにも招待券が届きました。
DAEMONメールは何だったのでしょうね。

特別展の期間中に開かれる講座には一度参加してみたいと思っていますが、なかなか日程が合わなくて叶いません。
今度のやきもの展では、2回あるようなのでどちらかに行けるとよいのですが、申し込み先着300名限定なので、もう遅いかも。

記念講演会 1
演題:「桃山の茶陶」
講演者:林屋晴三 東京国立博物館名誉館員
日時:7月22日(日)14:00~15:30

イメージ 記念講演会 2
演題:「華やかな江戸の陶磁」
講演者:伊藤嘉章 九州国立博物館企画課長
日時:8月4日(土)14:00~15:30

高い単眼鏡の筒が大きいのは、大口径の明るいレンズが使われているのでしょうね。

私も年間パスポートを買ってみようかな。
常設展もじっくり観てみたいのです。

投稿: 二つ目草 | 2007/07/06 03:27

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