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2007/07/22

シュガーロード長崎街道(7) 黒崎 子どもの館夏休み特別展

Okashi01

これまで当ブログでは長崎街道シュガーロードをあちこち訪ねて来ましたが、この夏休み期間中、なんとご近所でシュガーロードに関するイベントが開かれることになり、早速行ってきました。

「長崎街道物語~シュガーロード~お菓子の国」
平成19年7月14日(土)~9月2日(日) AM10:00~PM7:00
場所は、JR黒崎駅に隣接するCOM CITY7階北九州市立子どもの館。
入場無料!です。

子どもの館は幼児や小学生が遊べるいくつかの部屋がある施設ですが、その通路が今回の特別展の会場となっていました。
会場では、長崎街道沿いに発展したお菓子文化が易しく紹介されており、シュガーロードの流れを汲む、それぞれの地元の老舗や、そこから全国展開したメーカーが、新旧の資料を展示しています。
私が過去に訪ねた場所からも、それぞれ出品がありました。

《過去の記事》
 長崎塩田小城飯塚小倉

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2年前、黒崎宿のイベントで出会った白象君にも再会しました。
白象は、その昔将軍吉宗に献上され、長崎から江戸までを旅しました。
砂糖も、最初はこの白象のようにとても貴重な珍しいものとして入ってきましたが、次第に沿道の人々の生活の中に取り込まれ、新たな文化を創っていきました。
展示の中でも示されているように、シュガーロードは砂糖そのものの流通経路というよりも、カステラや丸ボーロなどの砂糖を使ったお菓子の製法や食文化などが伝わったことに意義があります。

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会場では、大正11年から現代までのグリコのおまけ600点も展示されていました。
初期の素朴なおもちゃにはなんともいえない味わいがあります。
この江崎グリコの創業者である江崎利一も長崎街道沿いの佐賀市出身で、有明海の牡蠣の茹で汁から取ったグリコーゲンがグリコの元になりました。
ちなみに森永製菓も創業者が佐賀県(伊万里市)出身です。
明治製菓は、今回、最近まで戸畑にあった工場の看板を展示していましたが、小学校の修学旅行でその工場を見学したことが思い出されました。

飯塚のひよ子や千鳥饅頭、田川のチロルチョコ、小倉にはフレンチパピロの七尾製菓...。
子どもの頃から馴染み深いお菓子が長崎街道沿いに生まれました。

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その他、懐かしいお菓子のパッケージも展示してあり、どちらかというと、子どもの館に付き添いで来ているお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんが喜ぶ展示になっていました。
期間中は、日によって様々なお菓子に関するイベントが企画されていますので、公式サイトのイベントカレンダーをチェックして行かれるのがよいと思います。

砂糖と共にお菓子文化の重要なアイテムであった鶏卵は、福岡藩の特産品であり、ここ黒崎の港から積み出されていました。
その黒崎でこのような催しが開かれ、長崎街道が知られるきっかけになるのは大変いい事だと思いました。

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コメント

こんばんは。いつもながら、北九州の最新情報、そして独自の視点に敬服しています。
この催しの意味、いろいろと有るでしょうが、COM CITYをはじめ
黒崎全体の元気付けに、おおいに盛り上がってほしいものです。

グリコや森永までが九州を起源にしていること、知りませんでした。
なんだか誇らしいですし、やっぱり北部九州が近代文化の発展に大きく
貢献しているということを実感できました。
この夏、帰省の予定がないのでとても残念ですが、二つ目さんの記事を
拝見して、なんとか帰れないものかとの思いが強くなりました。

投稿: 赤か毛 | 2007/07/23 20:16

>赤か毛さん
この企画によって、ここを訪れる子どもたちがどれくらいシュガーロードに関心を持つのか、正直なところあまり期待できないのかもしれません。
それでも、お菓子を教材にして、その背景にある地元の歴史を多角的に学べるなんて、北部九州の子どもたちはラッキーなのことなので、ぜひ折に触れて話題にして欲しいと思っています。

コムシティも、この子どもの館のある7階以外は空いていて、ゴーストタウンのようで、動いていないエスカレータを覗き込むと、奥に見える6階は暗闇だったりして、全く寂しいのですが、黒崎の町も、都会の真似ではなく、こういった歴史を踏まえて、独自の何かが生まれてくれることを期待しています。

投稿: 二つ目草 | 2007/07/23 23:28

おお、不二家のメロディじゃないですか!
懐かしいなあ。
森永ハイクラウンもあるのかなあ。

投稿: でぱいゆ | 2007/07/24 01:02

>でぱいゆさん
不二家メロディチョコレートは板チョコではなく、一口ずつの正方形に分かれていて、断面が弓形になるような曲面のおしゃれなチョコレートでしたね。
森永ハイクラウンのパッケージもありましたよ。
ハイクラウンも一口サイズに分かれていましたが、こちらは長方形で、一枚ごとに銀紙で包まれてましたね。
上に写っているカバヤココナツプレッツェル、右上のシスコーンもよく食べていました。
カミさんは右下のロッテナッティアーモンドクリームチョコレートが大好きだったそうです。

投稿: 二つ目草 | 2007/07/24 06:37

はじめまして、福岡のmamariと申します。

数ヶ月前、m◇xiで昔の駄菓子の事について、北九州のお方とお話したことがありまして、“Felix”のガムとか量り売りのお菓子があったこととか・・・

このイベント、是非行ってみたいです!

c-papa、連れてってぇ~!

投稿: mamari | 2007/07/25 15:48

>mamariさん
はじめまして。ようこそいらっしゃいました。

この子どもの館には駄菓子屋さんもあって、フーセンガムやココアシガレットといった定番のお菓子もいろいろ売ってありましたよ。
展示の方では、今はもう見ることのできない懐かしいパッケージがいろいろあって、私もカミさんと盛り上がりました。
ぜひ、同年代のお友達と行って、当時のことを思い出してみてください。
「ロールケーキの日」 とか「まんじゅうの日」とか、クイズ&試食のある日が狙い目かも。

福岡市からも、伝統的な鶏卵素麺をはじめ、鶴の子やにわかせんべいなどが出品されていました。
シュガーロードには本当に銘菓が多いですよね。

投稿: 二つ目草 | 2007/07/25 18:41

ナッティは、中身が ねろろ~ん と出てくるのがなんともいえませんね。
ケロッグは高いので、シスコーンばかり食べてました。

しかし、ヘーゼルウッドのおじいさんは、食べたことないなあ。

投稿: でぱいゆ | 2007/07/28 21:19

>でぱいゆさん
カミさんはナッティが大好きだったようですが、私は覚えがありません。
チョコレートといえばもっぱら10円のチロルチョコでしたが、当時は3つ山で、今の3倍の大きさでした。

ケロッグはおまけが魅力的でしたが、うちもほとんどシスコーンでした。

ヘーゼルウッドのおじいさんって、さだネタですね(^^)

投稿: 二つ目草 | 2007/07/29 14:58

チロルは3山で10円でしたよね。
まるごとぜんぶチョコならいいのになーと、思ってました。
いつも、中身のヌガーが噛み切れなくて・・・。

ヘーゼルとくれば、やっぱウッドですよね。
ナッツじゃなかばい。(グレープねた)

投稿: でぱいゆ | 2007/07/30 03:07

>でぱいゆさん
最近チロルチョコといえば、きな粉もちチロルとか塩バニラチロルとか、ちょっと変わったヤツしか食べていないので、ヌガーのが食べてみたくなりました。

ケーキ屋のヘイゼルウッドのおじいさんが出てくる『フレディもしくは三教街』はいい曲ですよね。
揚子江沿いのバンドではなくって、洞海湾沿いの若松バンドの写真をレトロチックにアップしました。

投稿: 二つ目草 | 2007/07/30 22:38

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