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2008/04/26

北九州市立文学館でみずかみかずよを知る

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GW突入で賑わう小倉を歩きました。

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小倉城庭園を訪ね、
企画展「家具 ~江戸から昭和の技、美~」を楽しみ、


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お茶とお菓子をいただきました。


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北九州市立文学館では、特別企画展「与謝野寛・晶子展 恋ひ恋ふ君と」開催中。
夫妻の九州での足跡が新たな発見でした。
田川の伊田坑道を視察した際の、カンテラをぶら下げた合羽姿の晶子の写真が残っており、
若松を訪ねたときには、煤煙や粉塵に苦しんだという様子も書かれていました。

常設展には、森鴎外や火野葦平、松本清張など北九州ゆかりの文芸作家の資料が展示されています。
そのなかで、みずかみかずよ(詩人、児童文学作家:1935~1988)の文学碑に目が止まりました。
その碑は、私がよく通る道のそばにある小さな公園にあるのです。
ビデオギャラリーにある、みずかみかずよの資料映像では、彼女の生い立ちを知り、作風との関連が分かりました。
また、鉄幹・晶子だけでなく、ここにも児童文学者の夫との夫婦の愛情が感じられました。

ちなみに、この文学館の館長は、『復讐するは我にあり』で有名な直木賞作家、佐木隆三氏ですが、
佐木氏はみずかみかずよの八幡中央高校の後輩で、高校時代には弁論大会で張り合ったそうです。


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帰りにその公園(八幡東区尾倉2丁目小伊藤山公園)に寄り、皿倉山と八幡図書館に向かうように立つ碑を見つけました。


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小さな命への思いやりが感じられる詩です。

兄の経営する尾倉幼稚園で子供たちと接し、皿倉山の自然と親しみながら、温かい詩を残したみずかみかずよ。
その詩は、小学校の国語の教科書にもいくつか採用されているそうです。
これからは、この公園のそばを通る度に、この詩を思い出すことになるでしょう。

追記
2010/07/18に、北九州市立文学館特別展『ちいさないのちのこえがする みずかみかずよの世界』(2010.7/17~8/31)に行ってきました。
レポートはこちら

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コメント

こんにちは!
二つ目さんには、いつも古くて新しい北九州を教えていただいて
とても新鮮な気持ちにさせていただいています。
みずかみかずよさんのことは、なんにも知りませんでした。
これから、少しずつ紐解いていってみようと思います。
有難うございました。
北九州は文学の宝庫でもありますね。

それにしても、一枚目のハトのそぞろ歩きの図
とても笑ってしまいました。
GWの人出のメタファーとして、ユニークです!
鳩出の鳩混みの間から垣間見えるのは、たくさんのこいのぼりですか?

投稿: 赤か毛 | 2008/04/28 14:40

>赤か毛さん
みずかみかずよは、幼い頃に両親を亡くし、親戚の家を転々としながら育ったのですが、
ちょっとした大人の言動に傷つくことも多かったそうで、
それが、小さく弱い生命に対する温かい目につながっているようです。

この公園は、かつて八幡市内最大の防空壕があり、空襲では多くが犠牲になった場所なので、慰霊碑も建っています。
そういった場所に相応しい詩だと感じました。

1枚目は、ハト目線の擬人法というべきか擬鳩法というべきかでGWの雑踏を表現してみました。
リバーウォーク5周年のイベントで、鯉のぼりに絵を描いて泳がせようというのをやっていまして、
小倉城のお堀の上をたくさんの小さな鯉のぼりが泳いでいました。

投稿: 二つ目草 | 2008/04/30 00:31

みずかみかずよ・・。最初読めなかったです・・。
ひらがなで書くと判らないですね~。(^^ゞ

2枚目と3枚目の写真、微妙に関連が・・。

それにしても最近、小倉城周辺は文化的な香りが
ぷんぷんしますよね。こういう施設にも力を入れて
いるんでしょうか。

投稿: wanwanmaru | 2008/04/30 21:38

>wanwanmaruさん
みずかみかずみ..だったら回文でしたね。
ひらがな表記には、そういう音の面白さも込めてあるのかも。
水上多世..漢字で書くと読めませんが。

2枚目と3枚目、意識して配置してみました。
練り切りの和菓子は、牡丹を表しているという説明でした。

北九州市は7人の芥川賞作家と6人の直木賞作家を輩出しているらしいです。
ちょっと意外でした。

投稿: 二つ目草 | 2008/05/02 02:16

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