雑司ヶ谷鬼子母神 前編
仕事の関係で、東京に行っておりました。
池袋での用事が済んだ後、喧騒を離れて雑司ヶ谷鬼子母神を訪ねました。
子宝・安産祈願の絵馬が並びます。
この方が鬼子母神。
元々のインドでは、訶梨帝母(カリテイモ)とよばれます。
夜叉神の娘で、500人以上の子供を産みますが、近所の子どもをさらっては食べてしまうので、
恐れられていました。
これを戒めるため、釈迦は、帝母の末の子を隠しました。
嘆き悲しむ帝母に、釈迦は子を失う親の気持ちを説き、
改心し、釈迦に帰依した帝母は、その後安産・子育の神として敬われるようになりました。
ここの本尊は、改心した後の優しい母親の姿をしているので、
鬼という文字から角が消えているのだそうです。
人を食べるのを止めた後も、帝母は時々人肉が恋しくなり、
そんなときには、代わりに人肉の味がするというザクロを食べたのだとか。
実がはち切れんばかりに種を持つ姿が多産・豊穣を表していることにもよるのでしょう。
鬼子母神はザクロの実を手にしており、紋にもザクロが使われています。
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