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2010/08/23

北九州イノベーション+ナイトツアー (1)上野ビル( 旧三菱合資若松支店)

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当ブログ開設6周年(49.5万アクセスに感謝!)でもあった2010年8月21日。

北九州イノベーション+ナイトツアー2010〜若松編〜
「石炭積み出し港として栄えたまち若松を洞海湾から見てみよう!」
に参加してきました。

13:00北九州イノベーションギャラリー→14:00高塔山→14:45料亭「金鍋」→
15:15わかちく史料館→15:50上野ビル→16:15石炭会館→16:40洞海湾クルーズ→
17:25若松まちなか歴史散策→18:30旧古河鉱業若松ビル(食事&ジャズ)

最大の収穫がここ上野ビル。大正2年建設の旧三菱合資若松支店です。
この近辺は過去に何度もブログに登場していますが、
建物内部に入るのは初めてでした。
2階から3階の吹き抜けと回廊、ステンドグラスがはめ込まれた光天井に釘付け。

現場での建築家の吉崎祥先生の解説をもとに復習すると、
設計は三菱社で曽禰達蔵とともに、丸の内の赤煉瓦オフィス街の建設に携わった安岡勝也という人。
(曽禰達蔵は『東京駅の建築家 辰野金吾伝』で金吾と同郷唐津出身のライバルで親友だった人物)
その後の欧米視察の影響が、この内装に現れているということでした。

今でも上野海運の本社の他、事務所や素敵な雑貨屋さんが入るビルにコンバージョンされ、
映画『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』では、ロケに利用されるなど、
現役でがんばっていることを知りました。

これからは、すぐ隣のねこのじぃさんでお茶をするときには寄ることにします。

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(2) 料亭金鍋へ続きます。

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コメント

二つ目草さん、こんにちは。
こちらでははじめてのコメントです。

私は、二つ目草さんの写真の中で
画像アップされた時からずぅ ~ と
ガラス越しに栄える若戸大橋の写真が好きです。

なぜか、割れたガラス、
透明であるはずのガラスの汚れや
朱色の橋台に孤独と寂しさ、遠い過去を感じています。

また、よらせていただきます。

投稿: ニコル | 2010/08/31 14:37

>ニコルさん
大正2年生まれの上野ビルの‘昔ガラス’越しに、
昭和37年生まれの若戸大橋を眺めると、
橋桁やケーブルさえも陽炎のように揺れてみえて、
これは、いったいいつの風景を見ているのか
分からなくなりそうです。

今回のツアーやニコルさんたちのサイトに参加して、
地域のために活動されている姿がすばらしかったです。
これからもよろしくお願いします。

投稿: 二つ目草 | 2010/08/31 21:12

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